七夕と言えば、7月7日。
織姫と彦星が年に1回会える日という七夕の伝説はとても有名ですよね。
しかし、雨が降ったら織姫と彦星は会えるのか?と考えたことはありませんか?
7月と言えば日本では梅雨の真っ最中ですので、残念ながら雨や曇がとても多く晴れる事が少ないんです。
年に1回しか会えない織姫と彦星は、雨が降ったら二人は会うことができないのか?それとも会うことが出来るのか?を徹底的にリサーチをしました。
そして、実際に過去10年の七夕の天気を調べて、織姫と彦星はどれくらい会うことが出来ているのか?を確認しました。
その結果をお伝えしてしていきたいと思います。それでは見て行きましょう♪
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目次
雨が降ったら会える?会えない?
それでは、七夕に雨が降った場合、織姫と彦星が会えるのか?会えないのかということをリサーチした結果をお伝えします。
日本の場合は…
残念ながら、会えない
となっているようです。
その理由は、七夕の日に雨が降ると、
天の川の水かさが増す為に織姫は橋を渡ることができない様です。
管理人は九州育ちですが、管理人の記憶でもやはり雨が降ると織姫と彦星は会えなくて、来年に期待しましょうというものだった記憶があります。日本では雨が降ると会えないとされている地域が多いと思います。
ちなみに、7月7日に降る雨の事を、催涙雨(さいるいう)と言って、織姫と彦星が会えなかったのを悲しんで流す涙といわれています。
しかし、場所によっては雨が降っても会えるとしている地域もあるようです。
雨が降っても会える説は?
一方で、七夕に雨が降っても織姫と彦星が会えるとされている地域もあるようです。せっかく1年に1度の七夕ですから個人的には会える説を応援したいです^^
雨が降っても会える場合は、
2人が会えたのを喜んで流したうれし涙
と解釈されているようです。
うれし涙と解釈をすれば、必ず織姫と彦星は会うことができますね!
韓国などでは、七夕の雨は「うれし涙」と解釈されているようですね。そして、七夕の翌日に雨が降ると「別れを惜しむ涙」と解釈するそうです。
しかし、天の神様もなぜ梅雨の期間の雨の多い7月7日を選んだのか?織姫と彦星に嫌がらせをする意地悪な神様と思っていたら実は、昔の七夕は実はもっと後だったという情報がありました。
このことについては次の章でお話しますね。
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旧暦の七夕とは?
日本に七夕の風習が伝わったのは奈良時代とされています。そのころの7月7日というと今の8月7日辺りだったんです。これは昔は旧暦と言われる暦を使っていて、現在は新暦を言われる暦を使っているためなんです。
新暦と旧暦の違いは、簡単に言うと
- 新暦
- 旧暦
太陽の公転を基にしている
月の満ち欠けを基にしている
このような違いがあり、約1ヶ月のズレがあるんです。
明治6年から旧暦から新暦への切り替えが行われ、残念ながら7月7日は梅雨の期間になってしまいました(泣
では、実際にどれくらい天気に違いがあるのか気になったので、実際に調べてみました。
七夕の天気の違いは?
新暦と旧暦の7月7日で、どれくらい天気に違いがあるのか?気象庁の過去HPで過去の天気を10年分調べてみました。7月7日と8月7日の夕方からの天気を比較した結果がコチラ。
天気の種類も多くて、判断に迷うものもありましたが、天気の文字の中に「晴」が含まれているものは織姫と彦星は会えたと考えることにしました。
- 7月7日
- 8月7日
会えた回数:4回
会えた回数:9回
と言う結果になりました。1ヶ月違うだけでこんなにも織姫と彦星が会える回数が違ってくるんですね。昔は旧暦を使っていたことを考えると、天の神様は、比較的2人が会える日を選んでくれていたということになりますね。
天の神様は意地悪ではなかったという結論になりますね^^(あ~良かった)
ちなみに、7月に雨が多いのは梅雨という雨の多い期間だからです。
さて、リサーチ結果をお伝えしたところで、最後に七夕の伝説についても振り返っておきたいと思います。
七夕の伝説とは?
「七夕」と言われて最初に思い出すのは、織姫と彦星の伝説ではないでしょうか?しかし、小さい頃に聞いただけでは、細かい部分は忘れている事もありますよね?
最後に七夕の伝説をお伝えして終わりたいと思います。
夜空に輝く天の川の近くには、天の神様が住んでいました。
天の神様には娘がいて、名前を「織姫(おりひめ)」といいました。織姫は、とても可愛くとても働き者。機織が上手で天の神様達の服を作るお仕事をしていました。
一方、天の川の岸で、天の牛を飼っていた若者が「彦星(ひこぼし)」といいます。彦星もとても働き者で、立派な青年でした。
天の神様は、織姫が年頃になったので、織姫の結婚相手を探すことにしました。いろいろ探して見つかったのが彦星なんです。織姫はキレイで良く働く娘。彦星もまたよく働く、立派な青年でした。
2人は出会って直ぐにお互いの事が好きになり、すぐに結婚しました。
とても幸せな結婚生活を送るようになりました♪
ところが!
2人は結婚生活が楽しすぎて、仕事をしないようになってしまったのです。
とても働き者だった2人ですから、この2人が働かないことで周りの人が困ってしまいました。まさか結婚したら働かなくなるなんて思いもしなかったのでしょう。
織姫が機織をしないので、天の神様たちの服が古くボロボロになってしまいました。彦星が牛の世話をしないので、牛たちが病気になってしまいました。
この状況に、天の神様はお怒りになりました!(神様はクマではないですが…)
天の神様は2人を天の川を挟んで、分かれて暮らすようにしてしまいました。
しかし、天の神様は、あまりに織姫が悲しがるので、年に1度、7月7日だけ2人は会うことをお許しになりました。
織姫は、彦星に会えることを楽しみにして、機織の仕事を一生懸命するようになりました。そして、彦星も、織姫に会えることを楽しみにして、牛の世話をするようになりました。
そして、待ちに待った7月7日になると、どこからともなくカササギという鳥がやってきて天の川に橋を掛けてくれて、織姫と彦星は再会することができます。
しかし、七夕に雨が降ると天の川の水かさが増えて織姫は彦星と会うことができないという物語。
七夕の伝説とはこんなお話でした。これを機会にしっかりと覚えておきましょうね^^
今回は、七夕の伝説で雨が降った場合は織姫と彦星は会えるのか?という部分を中心にお伝えしました。
それとわざわざ梅雨の期間に織姫と彦星が会える日を設定した天の神様は意地悪なのか?ということも過去10年間の天気を比較することで調べています(笑
やはり子供に夢を持たせるためにも、今年の七夕は見事に晴れて、織姫と彦星が無事に会えることを祈りたいですね^^
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