口や唇にヘルペスが!!
口の周りにが赤く腫れたり、水ぶくれができてピリピリと痛い。
食事のときに傷口がしみたり、痛みが気になる。
再発することも多いので本当に困りもの。本当にイライラしてしまいますよね。
今回はそんな困りものの、口のヘルペスの原因を徹底的にリサーチしました。そしてヘルペスの原因を知ることで正しい対処方法や予防方法を考えていきたいと思います。
それでは一緒に見ていきましょう!
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目次
口のヘルペスの原因は?
口のヘルペスの原因の解説をおこなっていきたいと思います。
口のヘルペスは、正式には「口唇(こうしん)ヘルペス」と言われる疾患です。
その原因は、単純ヘルペスウィルスに感染したことで発症します。
単純ヘルペスウィルスとはどんなウィルスなのかということ簡単に説明しますね。
単純ヘルペスウィルスって?
口唇ヘルペスの原因となる、単純ヘルペスウィルスの主な特長は以下の通りです。
単純ヘルペスウィルスの特長は?
ヘルペスと聞くとなんだか怖い感じがするかもしれませんが、誰もが感染している一般的なウイルスです。
口唇ヘルペスの原因となるのは、単純ヘルペスウイルス1型というウィルスですが、70%~80%の人が感染しているウィルスです。
単純ヘルペスウィルスは、感染力が強いウィルスです。主な感染経路となるのは、接触感染や飛沫(ひまつ)感染です。
ヘルペスウィルスに感染した人のくしゃみや咳で唾液が飛んだり、ウィルスが付着した手で触れた場所を触ったりすることで感染します。
親子や夫婦などの親密な関係のほど感染しやすいと言われており、キスや頬ずりで感染することも多いです。
幼少時期に初感染した場合は、90%以上は症状は現れないかもしくは軽症の場合が多いです。しかし大人になってからの初感染は重症化しやすいので注意が必要です。
幼少時期に感染していて、大人になってから再発の場合は、体内に免疫があるために軽症で住むことが多いです。
単純ヘルペスウィルスは、70%~80%もの人が感染しているウィルスなんです。
そのほとんどが、幼少時期に感染していると言われています。幼少時期にどのように感染してしまうのかを詳しく見ていきたいと思います。
幼少時期の感染について
幼少時期に単純ヘルペスウィルスに感染してしまうのは、ヘルペスウィルスに感染した大人から子供に移ってしまうパターンが一番多いです。
以下のような行為で、大人から子供へヘルペスウィルスが感染してしまいます。
- キス、頬ずり
- 箸やスプーンの共用
小さい子供は、肌がもちもちしていて気持ちいいですし、愛情を示したいために、キスや頬ずりをしますよね。
大人としては子供がカワイイくて、愛情からの行為で、ヘルペスウィルスは感染してしまいます。
キスや頬ずりは、ヘルペスウィルスだけでなく、虫歯菌を子供へ渡してしまう可能性もあります。
小さい子供は、自分で上手に箸やスプーンを使って食事をすることがでません。ですから、親や大人が「あーん」といって食べさせますよね。
その時に、親や大人が自分の使っていた箸やスプーンでを使ってしまうことで、ヘルペスウィルスが子供に感染してしまいます。
このように、大人が子供に愛情から行う行動がヘルペスウィルスに感染させてしまうことが多いです。
特に、免疫力の低い小さな赤ちゃんなどは重症化することが多いですので、カワイイ赤ちゃんには、キスや多ずりはしないように気をつけ、スプーンや箸の共用は避けるようにしましょう。
単純ヘルペスウィルスは、感染力の強いウィルスですが、身近にヘルペスを発症した人がいなくても症状が現れたり、何度も何度もヘルペスが再発することで悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
引き続き、何度も再発するヘルペスについてのお話をしたいと思います。
再発するヘルペスは潜伏が原因!
先程、ヘルペスウィルスの特徴を簡単に説明しましたが、もう1つ大切な潜伏についてのお話をしたいと思います。
単純ヘルペスウィルスに初感染して、症状が治まったとしても、体内から単純ヘルペスウィルスがいなくなる訳ではありません。頭の奥の三叉神経という部分にじっと潜んで、暴れるチャンスを狙っているんです。
日常みられる口唇ヘルペスは、ほとんどが再発型と言われています。
再発の原因で一番多いのが、風邪や発熱により免疫力が低下した時です。その他にも疲労、紫外線、月経前、けが、ストレス、時差、抗がん薬・副腎皮質ホルモン薬・免疫抑制薬などで体の免疫力が低下すると再発することがあります。
再発を繰り返す人は、発症する数時間前に口元に違和感を感じることから、「もうすぐヘルペスになるな」ということが分かると言われています。
再発の頻度は、潜伏しているウィルスの量によって違うと言われていますが、年に1~2回程度という人が多いです。
では、引き続き、口のヘルペスの症状が現れた場合の基本的な経過と対処方法について見ていきたいと思います。
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症状と対処方法
前の章では口のヘルペスの原因について解説しましたので、ここからは症状や対処方法について見ていきたいと思います。
まずは口のヘルペスの基本的な経過を見てみましょう。
基本的な経過
口のヘルペスは、大きく4つ症状が現れます。初感染なのか再発なのか、体調によっても症状の程度は変わってきます。
初感染の場合は、5mm大の水泡が多発し、発熱、リンパが腫れなど重症化することがあります。再発の場合は、唇のある一部分だけに症状が現れるだけで軽症の場合が多いです。
軽症といっても、初感染に比べて軽いということですので、何度も再発するために結構ツライですよね^^;
基本的な経過
- 前駆期
- 発症期
- 2、3日後
- 後期
唇や口の周りがチクチク、ピリピリ違和感がある。
約半日くらいの間に患部が赤く腫れてきます。
この時期は、患部でウィルスの増殖が活発な時期です。
これくらいの早い時期に、治療をすると比較的早く治まることが多いです。
赤く腫れた上に、水ぶくれができます。水ぶくれの中にはウィルスがたくさん存在します。
水泡が破れ場合、中の液体が出てきます。
破れた場所に触れると、ウィルスが付着しますので、他の場所などを触らないように注意して、すぐに手を洗う様にしましょう。
水ぶくれの後にかさぶたが出来て治っていきます。
口のヘルペスの場合は、基本的にはこのような経過を経て治ります。それでは症状が現れた場合の対処方法についてみていきましょう。
対処方法は?
口のヘルペスの対処方法について解説していきます。
口のヘルペスの対処で大切なのは、適切な処置を早めにすることが一番大切です。
基本的な経過の2番目の赤く腫れた時点で、抗ウイルス薬を使うことがもっとも効果的です。
早めに皮膚科を受診!
一番の対処方法としては、早めに皮膚科を受診することです。
水泡の大きさなどを見て5mm程度の大きい水泡の場合は、初感染の可能性が高いですので、皮膚科を受診しましょう。
再発の場合でも、皮膚科を受診するのが一番適切な処置が行えると思います。
症状にあった抗ウィルス剤が処方されて、場合によっては痛み止め、ビタミン剤、抗生物質などが一緒に処方されることがあるおようです。
市販の薬は?
どうしてもお仕事などの都合で、皮膚科を受診できない場合などは市販されているお薬で対処する方法もあります。
口のヘルペスの薬で市販されている薬も何種類かありますが、全て再発時に使用するためのお薬で、第1類医薬品ですので、薬剤師の許可がないと買う事ができないので注意が必要です。
購入時に、薬剤師の方に、以前医師の診断を受けたことがあるか?などを色々と聞かれて問題なければ買う事ができます。
薬局によっては、第1類医薬品は置いていない薬局や、薬剤師が不在の場合などは購入できません。
アクチビア軟膏というお薬が比較的効果があったという情報をいつくかありましたので紹介させてもらいます。
対処方法としては、早めにお薬を塗ることが大切ですが、その他にも注意することがありますので紹介しておきます。
症状が現れたときの注意事項
口のヘルペスの症状が現れたときは、他の人にウィルスが感染しないように注意することも必要です。
以下の様な事に注意しましょう。
注意すること!
- 水泡を触らない、潰さない
- タオルを別にする
- 食器、コップはしっかり洗う
- 乳幼児、高齢者は注意する
水泡の中にはウィルスが沢山いますので、できるだけ触らないようにしましょう。触った場合は、すぐに手を洗う様にしましょう。
タオルについたウィルスで感染してしまいますので、タオルを共用してはいけません。
食器やコップについた唾液からも感染しますので、しっかりと洗剤で洗う様にしましょう。
抵抗力の弱い乳幼児や高齢者は感染したときに重症化する恐れがあります。一緒に住んでいる場合には近づかないように気をつけましょう。
これらのことを意識して、家族などの他の人に感染させないように気をつけましょう。
再発の予防は?
再発することも多いヘルペスの予防方法について紹介していきたいと思います。
本当に残念ですが、潜伏している単純ヘルペスウィルスを退治することは現在の医学ではできませんので、出来るだけ再発させないように上手に付き合っていく方法を紹介していきます。
基本的には、免疫力が低下しないように気をつけるしかありません。
- しっかりと睡眠をとり、疲れをためないようにする
- ストレス発散を心がける
- 強い紫外線に気をつける
要は日頃から体調管理に気をつけるしかありません。
そして、再発したら早めに適切な処置を行うことを意識しましょう。
今回は、口のヘルペスの原因を詳しく説明して、対処方法や予防方法も合わせて紹介しました。
簡単にまとめると、
- ヘルペスの原因は、ヘルペスウィルス。7割~8割の人は感染している。
- 初感染の場合は、重症化することがある。再発の場合は軽症が多い。
- 再発の原因は、免疫力の低下。
- 発症時は、早めに皮膚科を受診するのがオススメ。
- 再発の予防は日頃からの体調管理。
このようなことを解説しました。
今回の記事を参考にして頂き、今まで悩んでいた症状が少しでも軽く、早く治るようになってもらえれば嬉しいです。
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