タイブレークって何点で終わり?
先日、錦織選手の試合のテレビ中継を見ながら友達に質問されました。
最近は錦織選手の活躍で4大大会のテレビ中継などが増えて、テニスをテレビで観る機会も増えたのではないかと思います。
テニスファンとしては非常に喜ばしいのですが、テニスのルールって意外と複雑ですよね。
中でも特に分かりにくいのが「タイブレーク」ですよね。
実際にテニスをやっている人の中でもタイブレークというルールが良く分からないという人も意外といらっしゃいます。
そこで、テニスのルールのタイブレークについて解説していきたいと思います。タイブレークと並んでよく質問されるチャレンジシステムについても最後に解説しています。
それでは一緒に見て行きましょう♪
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目次
タイブレークって何?
タイブレークとは、試合が長引かずにスムーズに決着できるようにする仕組みです。基本的にはテニスの試合は1セットは2ゲーム以上の差をつけて、6ゲームを先に取った方の勝ちです。
ですから、セットカウントが5-5になった場合は、6-5になってもセットは終わらずに7-5になった(2ゲーム差がついた)時点でセットが終了となります。
6-5から6-6になった場合に、タイブレークというルールが適用されます。これにより6-7、7-7、8-7、8-8・・・・と試合が長引くのを防止しています。
タイブレークのルール
- 6-6になった時点で適用される
- そのセットで最初にサーブを打った者が最初のサーブを行う
- 最初にサーブを打つ人は、デュースコートから一本サーブを行い、次にサーブを打つ人からはアドコート、デュースコートから2本サーブを打ちます。
- どちらかが7ポイントを取った時点で終了し、7ポイント取ったものがセットの勝者となります。ただしポイントが6-6になった場合は、2ポイント差がつくまで続けられます。
- 両者のポイントの合計が6の倍数になった時には、コートチェンジを行う。
ただし、ファイナルセットのみはタイブレークの適用がなく、ゲームカウント6-6になった場合は2ゲーム差がつくまで行われます。
タイブレークについては、理解していただけたでしょうか?タイブレークはセットの勝敗を決める重要なポイントですのでしっかりと理解しておきたいところですよね。
それでは、続いて質問が多いチャレンジシステムについての解説をしていきます。
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チャレンジシステムとは?
チャレンジシステムとは、選手が審判の判定に不服がある場合に、判定を確認できるシステムのことです。
判定に使われるのは、ホークアイと呼ばれる10台のカメラでボールの軌道を追ており、その結果がCGでスクリーンに表示されます。
チャレンジシステムとは?
- 判定に不服がある場合に「チャレンジ」を申告できる
- 1セットに3回までチャレンジを行う権利がある
- 判定が間違っていたら(選手が正しければ)回数は減らない。
テニスの試合では、主審、線審を含めて10人でボールのイン・アウトの判定を行っています。しかし、サーブの最速が220キロに達し、ラケットの進化などでプレーの高速化が進んでおり、人の目だけでは判定が難しい場面も多いと言われています。
テニスのルールでは、ラインに1ミリでもボールがかするだけでもインとなりますので、きわどい判定は人の目では不可能と言えるでしょう。
ホークアイシステムの平均誤差は3.6ミリと言われていますので、ほぼ正確にボールの軌道をとらえることができるんですね。
今回は、テニスのルールで良く質問されるタイブレークとチャレンジシステムについてまとめて解説しています。
タイブレークはゲームカウント6-6の時に適用されるルールで、チャレンジシステムは判定に不服があるときに判定を確認できるシステムでしたね。
しっかりとルールを理解して、テニスの試合の中継を楽しみましょう。
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