原付のセルフ給油は、油種と給油口を確認し、給油機の案内に沿って操作すれば難しくありません。
基本的な流れは、支払い方法・油種・給油量を選び、静電気を除去してから給油し、最後にキャップや鍵を確認するだけです。
原付へガソリンを入れる基本手順
- 原付を安定した位置へ止めてエンジンを切る
- 支払い方法・油種・給油量を選ぶ
- 静電気除去シートに触れる
- 給油口のフタとキャップを開ける
- 給油ノズルを差してガソリンを入れる
- ノズルを戻してキャップとフタを閉める
- レシート・お釣り・鍵を確認する

この記事では、初めてセルフガソリンスタンドを利用する人に向けて、原付へのガソリンの入れ方を順番に解説します。
給油機の画面や操作方法は店舗によって異なるため、実際には利用する設備の表示と音声案内を優先してください。
目次
原付のガソリンの入れ方|セルフ給油の基本手順
原付を給油機の横へ止めてエンジンを切る
セルフガソリンスタンドへ入ったら、空いている給油レーンへ進みます。
給油ホースが無理なく給油口へ届き、原付を安定して止められる位置に停車してください。
給油口が車体の左側・右側・シート下のどこにあるか分かっていると、停車位置を決めやすくなります。
原付を止めたら、必ずエンジンを停止します。
メインスイッチから鍵を抜く必要がある車種では、給油キャップやシートを開けるために鍵を使用します。
支払い方法・油種・給油量を選ぶ
給油機の画面に従って、支払い方法、ガソリンの種類、給油量を選びます。
店舗によって、現金、クレジットカード、電子マネー、アプリなど、利用できる支払い方法が異なります。
画面の表示を確認し、自分が利用する支払い方法を選択してください。
続いて、原付に入れる油種を選びます。

写真は旧記事で撮影した給油機の一例です。画面のデザイン、価格、操作順は、現在の設備と異なる場合があります。
多くの一般的な原付スクーターでは無鉛レギュラーガソリンが指定されていますが、すべての車両が同じとは限りません。
給油前に、車体の表示や取扱説明書で指定燃料を確認しておきましょう。
金額・数量・満タンから給油方法を選ぶ
給油量の選択画面では、金額指定、数量指定、満タンなどから選べる場合があります。
原付の燃料タンクは自動車より小さいため、残量が少なく見えても入る量はそれほど多くない場合があります。
初めてで必要な量が分からない場合は、無理に予想せず、給油機の案内を確認してください。
満タンを選んだ場合でも、車両側で指定された給油限界を超えて入れてはいけません。
静電気除去シートに触れる
給油口のキャップを開ける前に、給油機に設置されている静電気除去シートへ触れます。

体にたまった静電気の火花が、気化したガソリンへ引火するのを防ぐための手順です。
給油の途中でその場を離れたり、衣服を大きく動かしたりした場合は、再び静電気除去シートへ触れてから作業を続けましょう。
給油口のフタとキャップを開ける
原付の給油口は、シート下、ハンドル下の内側パネル、シート後方、車体側面などにあります。
給油口の場所や開け方は車種・年式によって異なります。
キャップを外したら、給油機にキャップ置きがある場合はそこへ置きます。置き場所がない場合は、落としたり給油口の中へ異物を入れたりしない安全な場所で保管してください。
給油ノズルを差してガソリンを入れる
画面で選んだ油種と、手に取ったノズルの油種表示が一致していることを確認します。
ノズルの色は確認材料の一つですが、色だけで判断せず、「レギュラー」「ハイオク」「軽油」の表示を確認してください。
給油機の案内に従い、ノズルを給油口へ安定させて差し込みます。

車体の構造によってノズルを指定どおり差し込めない場合は、無理に押し込まないでください。
ノズルが安定しない、給油がすぐ止まる、操作方法が分からない場合は、呼び出しボタンなどでスタッフへ確認しましょう。
給油が自動的に停止したら、それ以上の継ぎ足し給油はしません。
ノズルを戻してキャップとフタを閉める
給油が終了したら、ノズルからガソリンが垂れないように注意して、給油機の元の位置へ確実に戻します。
その後、燃料タンクキャップを正しい向きで取り付け、フタやシートを閉めます。
キャップの合わせマークがある車種では、指定された位置まで確実に閉めてください。
レシート・お釣り・鍵を確認する
現金で支払った場合は、お釣りの受取方法を確認します。
給油機から発行されたレシートを、別の精算機へ読み取らせる方式もあります。
出発する前に、次のものを確認しましょう。
- 燃料タンクキャップ
- 給油口のフタやシート
- 原付の鍵
- クレジットカードなどの決済手段
- レシートとお釣り
エンジンをかける前に、キャップとフタが閉まっているか確認してください。
原付へ入れるガソリンの種類は?
一般的な50ccクラスの原付スクーターでは、無鉛レギュラーガソリンが指定されている車種が多くあります。
ただし、車種や仕様によって指定燃料が異なる可能性があるため、購入時の記憶だけで判断しないでください。
車体表示や取扱説明書を確認する
指定燃料は、次の場所で確認できます。
- 取扱説明書
- メーカー公式サイトの取扱説明書
- 給油口周辺の表示
- シート下や車体に貼られたラベル
分からない場合は、給油を始める前に購入店やバイク販売店へ確認しましょう。
ガソリン車へ軽油を入れてはいけません。
ノズルの色より油種名を確認する
給油ノズルは色分けされていますが、初めての店舗では、給油機の画面とノズルに書かれた油種名を確認するのが確実です。
画面で選んだ油種と違うノズルを取った場合は、給油を始めず、元の位置へ戻して画面を確認してください。
原付にはガソリンをどこまで入れる?
原付の燃料タンクは、給油口の口元までガソリンを入れればよいわけではありません。
取扱説明書で指定された給油限界を超えないようにします。
給油口やレベルプレートの下端を超えない
車種によっては、給油口の下端や、タンク内にあるレベルプレートの下端が給油限界として示されています。
自分の車両で指定されている位置まで入れ、それ以上は追加しないようにしましょう。
限界を超えて入れると、気温の上昇や車体の傾きによってガソリンがにじみ出る可能性があります。
自動停止後の継ぎ足し給油はしない
給油ノズルが自動停止した後に、レバーを何度も操作して追加給油するのは避けましょう。
ガソリンが入る余地があるように見えても、給油口周辺へあふれたり、キャップ側からにじみ出たりする可能性があります。
金額指定・数量指定・満タンの違い
| 選択方法 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 金額指定 | 指定した金額分を給油する | 金額に達する前に満タンになれば停止する |
| 数量指定 | 指定したリットル数を給油する | タンクへ入る量を超えて指定しない |
| 満タン | 給油ノズルの停止機能などを使って給油する | 停止後に継ぎ足し給油をしない |
原付のタンク容量や残量が分からない場合は、満タンを選んでも、車両と給油機の指示する限界を超えないことが大切です。
原付の給油口が分からない場合
原付の給油口は、車種によって場所が異なります。

シート下にある車種だけでなく、ハンドル下の内側パネル、シート後方、車体側面などにある車種もあります。
初めて給油する場合は、ガソリンスタンドへ行く前に給油口の位置と開け方を確認しておくと安心です。
給油口の場所や開け方が分からない場合は、こちらの記事を先に確認してください。
原付へ給油するときの安全上の注意
エンジンを停止する
給油前には必ずエンジンを止めます。
エンジンをかけたまま給油せず、給油が終わってキャップを閉めるまで始動しないでください。
静電気除去シートへ触れる
給油口を開ける前に、静電気除去シートへ触れます。
静電気を除去した本人が、そのまま給油作業を行いましょう。
火気を近づけない
ガソリンは非常に燃えやすいため、タバコ、ライター、火花や熱を発するものを近づけてはいけません。
給油機周辺に掲示されている安全上の注意に従ってください。
給油中はその場を離れない
給油ノズルのレバーを操作している間は、原付や給油機から離れないでください。
ノズルから手を離したり、別の作業をしたりせず、給油が終了するまで状態を確認します。
給油機と車両の説明に従う
セルフ給油機の操作方法は、店舗や機種によって異なります。
この記事の写真や手順と画面が違う場合は、目の前の給油機に表示された案内を優先してください。
車両側については、取扱説明書に記載された油種、給油限界、キャップの開閉方法を守りましょう。
ガソリンが入れにくい・給油がすぐ止まるとき
原付は燃料タンクが小さく、給油口の形や位置も車種によって異なります。
給油ノズルが安定しない場合や、給油を始めるとすぐ停止する場合は、無理に操作を続けないでください。
給油ノズルを無理に押し込まない
給油口の内部に部品がある車種では、ノズルを深く差し込めない場合があります。
力を入れて押し込むと、給油口や車体を傷つける可能性があります。
給油機の案内どおりにノズルを差し込めない場合は、スタッフへ確認しましょう。
原付とノズルを安定させる
原付が傾いたり動いたりしないよう、安定した状態で給油します。
片手で不安定な車体を支えながら給油するのではなく、車両の取扱説明書に従って安全に停車させてください。
自動停止を繰り返す場合はスタッフへ確認する
給油を始めてもすぐ停止する場合は、ノズルの位置や給油口の構造が合っていない可能性があります。
停止するたびにレバーを繰り返し操作し、無理にガソリンを追加しないでください。
給油機の呼び出しボタンなどを利用し、操作方法を確認しましょう。
ガソリンをこぼした場合の対処法
ガソリンが車体や地面へこぼれた場合は、すぐに給油を止めます。
そのままエンジンを始動せず、ガソリンスタンドのスタッフへ伝えてください。
利用者が自己判断で給油を続けたり、こぼれた場所の近くでエンジンをかけたりするのは危険です。
ガソリンをこぼしたときの対応
- 給油ノズルのレバーを離す
- ノズルを安全に元の位置へ戻す
- エンジンを始動しない
- スタッフへすぐに知らせる
- スタッフの指示に従う
油種を間違えて入れた場合
レギュラーガソリンを指定している原付へ、軽油や別の燃料を入れてしまった場合は、エンジンをかけてはいけません。
給油途中で間違いに気づいた場合も、すぐに作業を止めてスタッフへ伝えましょう。
エンジンを始動すると、誤った燃料が燃料系統へ回り、修理の範囲が広がる可能性があります。
バイク販売店などへ連絡し、燃料の抜き取りや点検について案内を受けてください。
給油キャップを閉め忘れた場合
給油後は、キャップ、給油口のフタ、シートを閉めたことを確認してから出発します。

管理人も以前、給油キャップをスタンドへ置き忘れたことがあります。
後からガソリンスタンドへ連絡したところ保管されていましたが、キャップなしで走行すると、燃料漏れや異物の侵入につながる可能性があります。
置き忘れに気づいた場合は、利用した店舗へ連絡し、キャップが見つかるまで車両を安全に保管してください。
セルフ給油でよくある質問
初めてでもスタッフに質問できますか?
操作方法が分からない場合は、給油機の呼び出しボタンなどを使って確認できます。
分からないまま給油を始めるより、油種やノズルの使い方を事前に確認するほうが安全です。
セルフでもスタッフに入れてもらえますか?
スタッフが給油作業を手伝えるかどうかは、店舗の運営方法や混雑状況などによって異なります。
給油してもらえることを前提にせず、必要な場合は店舗で確認してください。
原付には何円分入れればよいですか?
必要な金額は、燃料タンクの残量、タンク容量、その日のガソリン価格によって変わります。
一律に「何円分」とは決められません。
数量指定を利用する場合も、自分の原付へ入る量を超えないようにしてください。
満タンを選んでも大丈夫ですか?
満タンを選択することはできますが、車両で指定された給油限界を超えてはいけません。
給油が自動停止した後の継ぎ足しは避けてください。
給油ノズルが給油口に入りません
給油口の構造によって、ノズルを深く差し込めない場合があります。
無理に押し込まず、給油機の案内を確認したうえでスタッフへ相談してください。
給油がすぐ止まるのはなぜですか?
ノズルの位置、給油口の形、燃料の流れなどによって、停止機能が作動する場合があります。
何度も継ぎ足し操作をせず、タンクが給油限界に達していないか確認してください。
給油口が開かない場合はどうしますか?
キーの操作やシートの開け方が車種によって異なります。
工具でこじ開けたり、力任せにキャップを回したりせず、取扱説明書を確認してください。
原付の給油とあわせて読みたい関連記事
給油口の場所、ガソリンの種類、タイヤの空気圧については、こちらの記事も参考にしてください。
原付のガソリンの入れ方まとめ
原付のセルフ給油は、給油前に油種と給油口を確認し、給油機の画面と音声案内に従えば進められます。
初めての場合は、操作を急ぐよりも、一つずつ画面と車体を確認することが大切です。
- 給油機の横へ原付を安定して止める
- 給油前に必ずエンジンを切る
- 車体表示や取扱説明書で油種を確認する
- 給油口を開ける前に静電気を除去する
- 給油ノズルを無理に押し込まない
- 車両の指定する給油限界を超えない
- 自動停止後の継ぎ足し給油をしない
- 給油後はキャップ・鍵・レシートを確認する
- こぼした場合や油種を間違えた場合はエンジンをかけない
給油ノズルが入らない、給油がすぐ止まる、操作方法が分からないといった場合は、無理に作業を続けずスタッフへ確認しましょう。
キャップとフタが確実に閉まっていることを確認してから、エンジンを始動してください。


コメント
給油レバーの外し方わからんかった…
2.3秒ずつやってたけど泡立っててこぼしたア゙ア゙
本当にゆっくりが良いですね…
このサイト見てなかったら大惨事だった! ありがとうございます!
原付初心者 初給油さん
コメントを頂きありがとうございます。
給油は、車用に考えられているので給油量が多すぎですよね。
給油も回数を重ねていくと、大体何リットルはいるかを覚えるといいと思います。
それでも油断は禁物なので、ゆっくりいれるのが一番ですね^^