暑中見舞いを上司へ送る例文!失礼のない短い文面と書き方


上司へ暑中見舞いを送るときは、友人向けよりも丁寧な言葉を選び、日頃の指導に対する感謝を伝えます。

より改まった文面にしたい場合は、冒頭を「暑中お伺い申し上げます」とするのが無難です。

ただし、「暑中お見舞い申し上げます」が失礼な表現というわけではありません。

直属の上司や役員など、相手との関係や職場の雰囲気に合わせて選びましょう。

上司へ送る基本例文

暑中お伺い申し上げます

厳しい暑さが続いておりますが
お健やかにお過ごしのことと存じます

平素は格別のご指導を賜り
心より御礼申し上げます

酷暑の折
くれぐれもご自愛くださいますよう
お祈り申し上げます

令和○年 盛夏

上司への暑中見舞いは、長い文章を書く必要はありません。

夏のあいさつ、健康への気遣い、日頃の感謝、結びの言葉を簡潔にまとめれば、失礼のない文面になります。

目次

  1. 上司への暑中見舞いで最も無難な例文
    1. 改まった上司へ送る基本例文
    2. 短くまとめた例文
    3. 「暑中お見舞い」と「暑中お伺い」の違い
  2. 上司への暑中見舞いは4つの要素で書く
    1. 1.暑中のあいさつを書く
    2. 2.上司の健康を気遣う
    3. 3.日頃の指導に対する感謝を書く
    4. 4.結びの言葉と「令和○年 盛夏」を書く
  3. 上司へ送る暑中見舞いの例文
    1. 日頃の指導へ感謝を伝える例文
    2. 仕事への意欲を伝える例文
    3. 休暇をもらったお礼を伝える例文
    4. 転勤した元上司へ送る例文
    5. 退職した元上司へ送る例文
    6. 上司と家族を気遣う例文
    7. 親しい上司へ柔らかく書く例文
  4. そのまま使える短い一言
    1. 日頃の感謝を伝える一言
    2. 健康を気遣う一言
    3. 今後の指導をお願いする一言
    4. 近況を伝える一言
  5. 暑中見舞いを上司へ送る時期
    1. 投函日ではなく相手へ届く日で判断する
    2. 立秋の日付は年によって変わる
    3. 立秋を過ぎたら残暑見舞いへ変更する
  6. 上司から暑中見舞いが届いたときの返信例文
    1. 暑中見舞いの期間中に返信する場合
    2. 立秋を過ぎて返信する場合
    3. 返信が遅れた場合
  7. 上司への暑中見舞いで避けたい言い回し
    1. 「ご自愛してください」は避ける
    2. 「お体をご自愛ください」は意味が重なる
    3. 「頑張ってください」は上から目線に見えることがある
    4. 仕事の相談や不満を書かない
    5. 私的な近況を長く書きすぎない
    6. 印刷された定型文だけで終わらせない
  8. 上司宛てのはがきの書き方
    1. 会社名・部署名・役職・氏名の順に書く
    2. 役職は氏名の前へ置く
    3. 「部長様」のように敬称を重ねない
    4. 上司個人宛てには「御中」を付けない
    5. 上司の自宅へ送る場合
    6. 差出人の住所と氏名も省略しない
  9. メールで上司へ暑中見舞いを送る場合
    1. メールの件名
    2. 社内メールで使える例文
    3. 業務連絡を同じメールへ詰め込まない
  10. LINEで上司へ送ってもよい?
    1. LINEで使える短い例文
  11. 上司への暑中見舞いについてよくある質問
    1. 「暑中お見舞い申し上げます」は上司に失礼ですか?
    2. 拝啓・敬具は必要ですか?
    3. 句読点を入れてもよいですか?
    4. すべて手書きにする必要がありますか?
    5. 上司の自宅へ送ってもよいですか?
    6. 喪中の上司へ暑中見舞いを送れますか?
    7. 上司が療養中の場合は何と書きますか?
    8. 8月末になったら何と書きますか?
    9. 上司へ毎年送る必要がありますか?
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  13. 上司への暑中見舞いの例文まとめ

上司への暑中見舞いで最も無難な例文

上司へ初めて暑中見舞いを送る場合や、文章に迷った場合は、丁寧で幅広い相手に使える例文を選びましょう。

改まった上司へ送る基本例文

部長や役員など、特に丁寧な表現を使いたい相手には、次の例文が向いています。

暑中お伺い申し上げます

盛夏の候
ますますご健勝のこととお喜び申し上げます

平素は格別のご指導を賜り
厚く御礼申し上げます

今後ともご指導ご鞭撻のほど
よろしくお願い申し上げます

厳しい暑さが続きますので
くれぐれもご自愛ください

令和○年 盛夏

「ご指導ご鞭撻」は改まった表現なので、日常的に接している直属の上司には、少し柔らかく書き換えてもよいでしょう。

短くまとめた例文

はがきの余白が少ない場合や、印刷された文面へ手書きで添える場合は、次のように短くまとめられます。

暑中お伺い申し上げます

平素は温かいご指導をいただき
誠にありがとうございます

暑さ厳しき折
どうぞ健やかにお過ごしください

令和○年 盛夏

短い文面でも、感謝と健康への気遣いが入っていれば、丁寧な印象になります。

「暑中お見舞い」と「暑中お伺い」の違い

上司や目上の人へ送る暑中見舞いでは、次の2つの書き出しが使われます。

書き出し 向いている相手 印象
暑中お見舞い申し上げます 親しい上司・日常的に接する上司 一般的で自然
暑中お伺い申し上げます 役員・取引先・特に敬意を示したい上司 より改まった印象

「お見舞い」という言葉を目上の人に使うことを気にする場合は、「お伺い」を選ぶと安心です。

一方、「暑中お見舞い申し上げます」も一般的に使われる表現であり、上司へ使うと必ず失礼になるわけではありません。

上司への暑中見舞いは4つの要素で書く

上司への暑中見舞いは、次の4つの要素を順番に入れると、自然で読みやすい文章になります。

上司へ送る暑中見舞いを4つの要素に分けた文章構成

図のように、最初に夏のあいさつを書き、上司への気遣いと感謝、近況や結びの言葉、年号の順でまとめます。

1.暑中のあいさつを書く

暑中見舞いは、時候のあいさつから始めます。

  • 暑中お伺い申し上げます
  • 暑中お見舞い申し上げます

一般的な手紙のように「拝啓」から始める必要はありません。

冒頭のあいさつは、ほかの文章より少し大きく書くと、はがき全体のバランスが整います。

2.上司の健康を気遣う

次に、暑い日が続く中で、上司が元気に過ごしているかを気遣う言葉を入れます。

  • 厳しい暑さが続いておりますが、お健やかにお過ごしのことと存じます
  • 連日の猛暑の折、いかがお過ごしでしょうか
  • 盛夏の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます

「連日が猛暑が続いておりますが」のように、助詞が重複しないよう注意してください。

3.日頃の指導に対する感謝を書く

上司へ送る文面では、日頃の指導や配慮に対する感謝を入れることが重要です。

  • 平素は格別のご指導を賜り、心より御礼申し上げます
  • 日頃より温かいご指導をいただき、誠にありがとうございます
  • いつも細やかなお心遣いをいただき、深く感謝申し上げます

定型文だけで終わらせず、実際に助けてもらったことを短く添えると、気持ちが伝わりやすくなります。

4.結びの言葉と「令和○年 盛夏」を書く

文章の最後には、上司の健康を願う言葉や、今後の指導をお願いする言葉を入れます。

  • 酷暑の折、くれぐれもご自愛ください
  • 今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます
  • 暑さ厳しき折、どうぞ健やかにお過ごしください

日付は細かな月日ではなく、一般的には次のように書きます。

令和○年 盛夏

暑中見舞いを送った日や、相手へ届く日を細かく記載する必要はありません。

上司へ送る暑中見舞いの例文

ここからは、上司との関係や伝えたい内容に合わせた例文を紹介します。

そのまま使用するのではなく、感謝している内容や自身の近況を一文だけ書き換えると、より自然な文面になります。

日頃の指導へ感謝を伝える例文

暑中お伺い申し上げます

厳しい暑さが続いておりますが
お変わりなくお過ごしのことと存じます

日頃より温かいご指導をいただき
心より感謝申し上げます

今後ともご指導のほど
よろしくお願い申し上げます

くれぐれもご自愛ください

令和○年 盛夏

日常的に接する直属の上司へ使いやすい、丁寧すぎない文面です。

仕事への意欲を伝える例文

暑中お伺い申し上げます

連日の猛暑の折
ますますご健勝のこととお喜び申し上げます

平素は格別のご指導を賜り
誠にありがとうございます

ご指導いただいたことを今後の業務に生かし
より一層努力してまいります

暑さ厳しき折
どうぞ健やかにお過ごしください

令和○年 盛夏

仕事への意欲は簡潔に伝え、自己評価や詳しい業務報告を長く書かないようにします。

休暇をもらったお礼を伝える例文

暑中お見舞い申し上げます

厳しい暑さが続いておりますが
いかがお過ごしでしょうか

このたびは休暇についてご配慮をいただき
誠にありがとうございました

おかげさまで家族とゆっくり過ごし
心身ともにリフレッシュすることができました

今後ともご指導のほど
よろしくお願いいたします

令和○年 盛夏

旅行先などを詳しく書くよりも、休暇への感謝と簡単な近況を伝える程度にまとめると読みやすくなります。

転勤した元上司へ送る例文

暑中お伺い申し上げます

盛夏の候
お健やかにお過ごしのことと存じます

在職中は公私にわたり温かいご指導をいただき
誠にありがとうございました

おかげさまで私も元気に業務に励んでおります

厳しい暑さが続きますので
くれぐれもご自愛ください

令和○年 盛夏

元上司へ送る場合は、現在も指導を受けているような表現ではなく、以前お世話になったことへの感謝を書きます。

退職した元上司へ送る例文

暑中お伺い申し上げます

連日厳しい暑さが続いておりますが
お変わりなくお過ごしでしょうか

在職中に賜りました数々のご指導に
改めて深く感謝申し上げます

私もおかげさまで元気に過ごしております

酷暑の折
どうぞ健やかにお過ごしください

令和○年 盛夏

退職後の生活を詮索するような内容は避け、健康への気遣いを中心にします。

上司と家族を気遣う例文

暑中お見舞い申し上げます

厳しい暑さが続いておりますが
ご家族の皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます

平素は温かいご指導をいただき
心より御礼申し上げます

皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます

令和○年 盛夏

上司の自宅へ送る場合や、家族ぐるみで交流がある場合に使いやすい文面です。

親しい上司へ柔らかく書く例文

暑中お見舞い申し上げます

暑い日が続いておりますが
お元気でお過ごしでしょうか

いつも温かくご指導いただき
ありがとうございます

私も暑さに負けず
元気に仕事に取り組んでおります

どうぞお体に気をつけて
素敵な夏をお過ごしください

令和○年 盛夏

親しい上司であっても、「頑張ってください」など、上から目線に受け取られる可能性がある表現は避けましょう。

そのまま使える短い一言

印刷された暑中見舞いへ、手書きで一言を添える場合に使える文例です。

日頃の感謝を伝える一言

  • いつも温かいご指導をいただき、ありがとうございます
  • 日頃のお心遣いに、心より感謝申し上げます
  • 平素は格別のご配慮を賜り、厚く御礼申し上げます

健康を気遣う一言

  • 暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください
  • どうぞ健やかに夏をお過ごしください
  • 酷暑が続きますので、お体を大切にお過ごしください

今後の指導をお願いする一言

  • 今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます
  • 引き続きご指導いただけますと幸いです
  • 今後とも変わらぬご指導を賜りますようお願い申し上げます

近況を伝える一言

  • おかげさまで私も元気に業務に励んでおります
  • ご指導いただいたことを生かし、日々仕事に取り組んでおります
  • 暑さに負けず、充実した毎日を過ごしております

印刷された定型文へ手書きの一言を加えると、相手を思って送ったことが伝わりやすくなります。

暑中見舞いを上司へ送る時期

暑中見舞いは、一般的に小暑の頃から立秋の前日までに、相手へ届くように送ります。

梅雨が明けてから送るという考え方もあるため、地域の天候も確認するとよいでしょう。

相手へ届く時期 使用するあいさつ
小暑の頃から立秋の前日まで 暑中お見舞い・暑中お伺い
立秋から8月末頃まで 残暑お見舞い・残暑お伺い

暑中見舞いから立秋を境に残暑見舞いへ切り替える時期

図のように、立秋を境にして「暑中」から「残暑」へ書き出しを変更します。

投函日ではなく相手へ届く日で判断する

暑中見舞いの期間中に投函しても、相手へ届く日が立秋以降になる場合は、残暑見舞いへ変更するのが無難です。

配達にかかる日数を考え、期間の終了直前には余裕を持って投函しましょう。

立秋の日付は年によって変わる

立秋は毎年同じ日ではありません。

送る年の暦を確認し、立秋の前日までに届くように準備してください。

2026年は8月7日が立秋に当たるため、暑中見舞いは原則として8月6日までに届くようにします。

立秋を過ぎたら残暑見舞いへ変更する

立秋以降に送る場合は、冒頭を次のように変更します。

残暑お伺い申し上げます

結びの日付は「令和○年 立秋」または「令和○年 晩夏」などとします。

暑さが続いていても、暦の上で立秋を過ぎている場合は「暑中」を使わないよう注意しましょう。

上司から暑中見舞いが届いたときの返信例文

上司から先に暑中見舞いが届いた場合は、できるだけ早めに返信しましょう。

返信するときは、便りをもらったことへのお礼を一文入れます。

相手へ届く時期が立秋の前か後かによって、「暑中」と「残暑」を使い分けてください。

暑中見舞いの期間中に返信する場合

暑中お伺い申し上げます

ご丁寧な暑中のお便りをいただき
誠にありがとうございました

平素は温かいご指導を賜り
心より感謝申し上げます

おかげさまで私も元気に過ごしております

厳しい暑さが続きますので
くれぐれもご自愛ください

令和○年 盛夏

すでに受け取った暑中見舞いの文章を、そのまま繰り返す必要はありません。

お礼と自身の近況を短く加えると、自然な返信になります。

立秋を過ぎて返信する場合

上司から届いた時点では暑中見舞いであっても、返信が立秋以降に届く場合は残暑見舞いに変更します。

残暑お伺い申し上げます

ご丁寧な暑中のお便りをいただき
誠にありがとうございました

立秋とは名ばかりの厳しい暑さが続いておりますが
お変わりなくお過ごしのことと存じます

日頃より温かいご指導をいただき
心より御礼申し上げます

残暑厳しき折
くれぐれもご自愛ください

令和○年 立秋

返信が遅れた場合

返信が遅れたときは、長い言い訳をせず、お礼が遅くなったことを簡潔に伝えます。

残暑お伺い申し上げます

ご丁寧なお便りをいただきながら
ご挨拶が遅くなりましたことをお詫び申し上げます

平素は格別のご指導を賜り
誠にありがとうございます

まだしばらく暑さが続きますので
どうぞお体を大切にお過ごしください

令和○年 晩夏

返信が9月に入る場合は、残暑見舞いとして送るよりも、通常の手紙やメールでお礼を伝える方が自然なこともあります。

上司への暑中見舞いで避けたい言い回し

丁寧に書こうとするあまり、敬語を重ねすぎたり、不自然な表現になったりすることがあります。

避けたい表現 自然な言い換え
ご自愛してください どうぞご自愛ください
お体をご自愛ください くれぐれもご自愛ください
頑張ってください ますますのご活躍をお祈り申し上げます
ご苦労さまです いつもありがとうございます
お体にはお気をつけてください どうぞ健やかにお過ごしください

「ご自愛してください」は避ける

「ご自愛」には、自分の体を大切にするという意味があります。

命令のように聞こえやすい「してください」よりも、「ご自愛ください」と書く方が自然です。

「お体をご自愛ください」は意味が重なる

「ご自愛」には体を大切にする意味が含まれているため、「お体をご自愛ください」は重複した表現になります。

「くれぐれもご自愛ください」または「どうぞお体を大切にお過ごしください」と書きましょう。

「頑張ってください」は上から目線に見えることがある

日頃親しく接している上司でも、「頑張ってください」は相手を評価するように受け取られる場合があります。

健康を願う言葉や、今後の活躍を祈る表現へ置き換えると安心です。

仕事の相談や不満を書かない

暑中見舞いは、夏のあいさつと相手への気遣いを伝える便りです。

仕事の悩み、異動の希望、職場への不満などを書くのは避けましょう。

相談が必要な場合は、暑中見舞いとは別の機会を設けてください。

私的な近況を長く書きすぎない

家族旅行や休暇中の出来事を添えることはできますが、詳しく書きすぎると本来のあいさつが埋もれてしまいます。

近況は1~2文程度にまとめると読みやすくなります。

印刷された定型文だけで終わらせない

印刷済みの暑中見舞いを使用する場合も、余白へ手書きで一言添えると気持ちが伝わります。

上司から具体的に指導してもらった内容や、日頃の感謝を短く加えるのがおすすめです。

上司宛てのはがきの書き方

暑中見舞いの文章が丁寧でも、宛名の敬称や順番を間違えると失礼な印象を与えることがあります。

上司個人へ会社宛てで送る場合は、会社名、部署名、役職、氏名、敬称の順に書きます。

上司へ暑中見舞いを送るはがきの会社名・部署名・役職・氏名の宛名配置

図のように、上司の氏名を最も大きく書き、会社名や部署名、役職は氏名より小さく配置します。

会社名・部署名・役職・氏名の順に書く

上司の勤務先へ送る場合は、次の順番で記載します。

○○株式会社
営業部
部長 山田太郎 様

会社名や部署名を省略せず、正式名称を確認してください。

株式会社の位置も、「株式会社○○」なのか「○○株式会社」なのかを正しく書きます。

役職は氏名の前へ置く

役職名を入れる場合は、氏名の前へ配置します。

「営業部長 山田太郎 様」のように書けば、役職と敬称が重なりません。

「部長様」のように敬称を重ねない

部長、課長、社長などの役職名には、敬称としての性質があります。

「山田部長様」のように、役職名の後ろへさらに「様」を付ける書き方は避けましょう。

役職を氏名の前へ置き、氏名の後ろに「様」を付けると整います。

上司個人宛てには「御中」を付けない

「御中」は、会社や部署などの組織全体へ送る場合に使う敬称です。

特定の上司へ送る場合は、会社名や部署名へ「御中」を付けず、個人名の後ろに「様」を付けます。

正しい例

○○株式会社
総務部
部長 山田太郎 様

避けたい例

○○株式会社 御中
総務部長 山田太郎 様

上司の自宅へ送る場合

自宅へ送る場合は、会社名や役職名を必ず書く必要はありません。

住所の中央に上司の氏名を大きく書き、氏名の後ろへ「様」を付けます。

会社から正式に教えられていない住所を個人的に調べて送ることは避けましょう。

職場の慣習や個人情報の取り扱いも確認してください。

差出人の住所と氏名も省略しない

はがきの左下には、自分の郵便番号、住所、氏名を書きます。

上司が見てすぐに差出人を確認できるよう、名字だけでなくフルネームを記載しましょう。

同じ会社に同姓の社員がいる場合は、部署名も添えると分かりやすくなります。

メールで上司へ暑中見舞いを送る場合

職場の連絡が主にメールで行われている場合は、暑中見舞いをメールで送ることもできます。

はがきよりも簡潔にし、業務連絡と混ざらない件名を付けましょう。

メールの件名

  • 暑中お伺い申し上げます
  • 暑中のご挨拶
  • 暑中お見舞い申し上げます

件名に名前を加える場合は、「暑中のご挨拶/営業部・山田」のようにすると差出人が分かりやすくなります。

社内メールで使える例文

○○部長

暑中お伺い申し上げます。

厳しい暑さが続いておりますが、
お健やかにお過ごしのことと存じます。

日頃より温かいご指導をいただき、
誠にありがとうございます。

暑さ厳しき折、どうぞご自愛ください。
今後ともご指導のほど、よろしくお願いいたします。

メールでは、通常の文章と同じように句読点を使って問題ありません。

最後に所属部署と氏名を入れ、誰からのメールか明確にします。

業務連絡を同じメールへ詰め込まない

暑中見舞いの文面に、締め切りの確認や資料の依頼などを続けると、季節のあいさつが形式的に見えてしまいます。

急ぎの業務連絡がある場合は、別のメールとして送る方が分かりやすいでしょう。

LINEで上司へ送ってもよい?

日頃から上司とLINEで連絡を取っている場合は、短い暑中見舞いを送ることもできます。

ただし、個人的なLINEを交換していない上司へ、暑中見舞いを理由に連絡先を調べて送るのは避けてください。

LINEで使える短い例文

暑中お見舞い申し上げます。
いつも温かくご指導いただき、ありがとうございます。
厳しい暑さが続きますので、どうぞご自愛ください。

絵文字やスタンプを使う場合は、普段の関係に合わせます。

役員や改まった上司には、はがきまたはメールの方が適しているでしょう。

上司への暑中見舞いについてよくある質問

「暑中お見舞い申し上げます」は上司に失礼ですか?

一般的に使われている表現であり、必ず失礼になるわけではありません。

より改まった表現を選びたい場合は、「暑中お伺い申し上げます」を使うと安心です。

拝啓・敬具は必要ですか?

暑中見舞いは季節のあいさつ状なので、通常は「拝啓」や「敬具」を使いません。

「暑中お伺い申し上げます」などのあいさつから書き始めます。

句読点を入れてもよいですか?

現代の暑中見舞いでは、読みやすさを優先して句読点を使用しても問題ありません。

伝統的で改まったはがきに仕上げたい場合は、句読点を省き、改行で文章を区切る書き方もあります。

すべて手書きにする必要がありますか?

全文を手書きにする必要はありません。

印刷した文面でも、余白へ相手に合わせた一言を手書きすると丁寧な印象になります。

上司の自宅へ送ってもよいですか?

年賀状などを以前から自宅へ送り合っている場合や、本人から住所を教えてもらっている場合は送れます。

会社の名簿から無断で住所を利用することは避け、職場の個人情報に関するルールを確認してください。

喪中の上司へ暑中見舞いを送れますか?

暑中見舞いはお祝いの便りではなく、季節のあいさつと健康を気遣う便りです。

そのため、喪中でも送ることはできます。

ただし、華やかすぎる絵柄や、お祝いを強く連想させる表現は避け、落ち着いた文面にしましょう。

上司が療養中の場合は何と書きますか?

病状を詳しく尋ねたり、回復を急かしたりする表現は避けます。

暑中お伺い申し上げます

暑さ厳しき折
どうぞお体を大切にお過ごしください

一日も早いご快復を
心よりお祈り申し上げます

相手の状況によっては、暑中見舞いではなく、お見舞いの手紙として送る方が適切な場合もあります。

8月末になったら何と書きますか?

立秋以降は「残暑お伺い申し上げます」または「残暑お見舞い申し上げます」と書きます。

一般的には8月末頃までに届くように送り、それ以降は通常の季節の手紙へ切り替えましょう。

上司へ毎年送る必要がありますか?

暑中見舞いを必ず毎年送らなければならない決まりはありません。

職場の慣習、上司との関係、年賀状などのやり取りに合わせて判断してください。

一度送ったからといって、翌年以降も義務になるわけではありません。

あわせて読みたい関連記事

先生など目上の人へ送る暑中見舞いについては、次の記事でも例文を紹介しています。

相手との関係に合わせて敬語の程度を調整し、定型文へ自分の言葉を一文加えるのがポイントです。

上司への暑中見舞いの例文まとめ

上司への暑中見舞いでは、より改まった印象にしたい場合、「暑中お伺い申し上げます」から始めると安心です。

「暑中お見舞い申し上げます」も一般的な表現であり、親しい上司や日常的に接する上司へ使用できます。

  • 改まった上司には「暑中お伺い申し上げます」を使う
  • 上司の健康を気遣う言葉を入れる
  • 日頃の指導に対する感謝を伝える
  • 私的な近況は1~2文にまとめる
  • 「ご自愛してください」などの不自然な表現を避ける
  • 日付は「令和○年 盛夏」とする
  • 立秋以降は残暑見舞いへ変更する
  • 上司から先に届いた場合は早めに返信する
  • 役職は氏名の前へ置き、氏名の後ろに「様」を付ける
  • 印刷した文面にも手書きの一言を添える

失礼のない暑中見舞いにするために最も大切なのは、難しい敬語を並べることではなく、日頃の感謝と相手の健康を気遣う気持ちを簡潔に伝えることです。

上司との関係に合う例文を選び、実際にお世話になった内容を一文添えて、形式だけではない暑中見舞いに仕上げましょう。

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