飛行機のトイレの仕組み!空から放出されるって本当?


「ジュゴ!!」

 

と一瞬で汚物が流される飛行機のトイレ。

 

その吸引力の凄さは、けたたましい音からも想像できますが、吸引力の凄さを証明するおもしろ動画を見つけましたのでご覧ください。

 

ながーいトイレットペーパーが…

 

 

いかがだったでしょうか?本当に凄いですよね(笑。本当にあっという間でした^^

 

ところで、飛行機のトイレの仕組みって気になりませんか?明らかに自宅のトイレとは構造が違うことは分かるけど、詳しい仕組みまでは知らないという人がほとんどではないでしょうか?

 

そこで、今回は飛行機のトイレの仕組みについてリサーチを行いました。トイレの構造や汚物の処理方法までを詳しく解説していきたいと思います。

 

吸い込まれた汚物はどこに行くのか?

そのまま外へ放出されるのか?

あの吸引力はどこから来るのか?

 

などをお伝えしていきたいと思います。

 

それでは、一緒に見ていきましょう♪

 

スポンサードリンク

 

目次

トイレの汚物はどこへ?

疑問

 

まずは、飛行機のトイレについて

 

トイレの汚物は空から放出される?」というのを聞いたことがあるかもしれません。

 

空から汚物が落ちてくるなんて考えるだけでも嫌ですが、実際のところはどうなのでしょうか?飛行機のトイレで「ジュゴ!!」と吸い込まれた汚物は一体どこへ行くのかというお話をしたいと思います。

 

昔のトイレは?

昔は本当に空中から放出されていた時代もありました。しかし、現在の飛行機のトイレでは、汚物がそのまま空に放出されるということはありません。

 

昔の空中から放出されていたといっても、空から汚物がボトボトと落ちてくることはなく、飛行機が飛んでいる高い高度から放出された汚物は地上に着く時には、霧状になってしまうので分からないらしいです。

 

昔のトイレ

 

霧状になると言われても、やはり嫌ですけど。

 

しかし現在のトイレでは、汚物は飛行機の中にある汚物タンクに貯められています。飛行機の整備の時に専用のバキュームカーによって抜き取られます。

 

以前は、空から放出していた時代もあったが、現在はしっかりとタンクの中に貯められているということになります。

 

今の時代、空から放出の訳ないですよね~安心しました!

 

それでは引き続き、飛行機のトイレの仕組みついてさらに詳しく説明したいと思います。

 

飛行機のトイレの仕組み

飛行機のトイレ

 

現在の飛行機のトイレには2つの方式があります。

 

  • 循環式
  • バキューム式

 

やや古いタイプの方式が循環式で、最新のタイプがバキューム式です。

 

それぞれの方式を説明していきます。

 

循環式とは?

循環式の仕組み

 

循環式のタイプでは、汚物を流すのに使う水を循環させることから循環式と言われています。

 

トイレの直ぐ下に汚物タンクがあり、水を殺菌、浄化させて再利用していました。

 

飛行機では、使える水の量が限られているとからこのような方式が使われていましたが、やはり使用頻度が増えるとどうしても水が汚れてしまうという問題を抱えていました。

 

他にもトイレとタンクの距離が長くなると、必要な水の量が増えてしまうために、各トイレ毎に汚物タンクが必要でした。

 

そこで、新たに考えられたんがバキューム式のトイレでした。

 

スポンサードリンク

 

バキューム式とは?

バキューム式の仕組み

 

バキューム式(真空吸引式)とは、水ではなくて強力な吸引力を使って汚物をタンクまで運ぶ方式です。

 

その吸引力は、飛行機の中と外の気圧差を利用して生みだされています。

 

通常の飛行機が飛んでいる一万mの上空では、機内は0.8気圧、機外は0.2気圧と気圧に差があります。そして空気は気圧が低い方へ流れていく性質をもっています。

 

たまに映画などで、飛行中にドアが開いてしまって、外へ飛ばされてしまいそうになる!みたいなのがありますよね。あの力を利用しているんですね。

 

トイレで用を足した後に、流すボタンを押すと、パイプの途中の弁が開いて「ジュゴ!!」と汚物はタンクまで運ばれていきます。

 

汚物だけはタンク内に残り、空気はそのまま機外へ排出されるという作りになっています。

 

しかし、気圧差を利用しているなら離陸前の地上では使用できないのか?というとそうではありません。

 

気圧差がない時は、バキュームブロアという掃除機を大きくしたような器械を使ってタンク内を気圧を下げることで、人工的に気圧差を作りだしています。

 

バキューム方式であれば、汚物タンクを一か所に集約できることや、使う水の量もわずかでよいために最近はバキューム方式のトイレが広がっています。

 


 

今回は、飛行機のトイレの仕組みを詳しく解説しました。今回の記事をまとめると、

 

  • 汚物は空から放出せずに、汚物タンクに貯められている。
  • 循環式は、水を再利用して汚物を流していた。
  • バキューム式は、気圧差を利用して汚物をタンクまで運んでいる。

 

これらのことを解説しています。

 

飛行機で採用されているバキューム式のトイレは、最近は新幹線などにも使われるようになっています。やはり使う水が少なくて良いという点がとても優れているようです。

 

私はあまり飛行機は利用しませんが、新幹線は良く使うので、次に乗った時にはトイレに行って実際にバキューム式のトイレを体験してこようと思います。

 

 

【関連記事】
電車のトイレの仕組み!昔は線路へ垂れ流しだった!

 

新幹線のトイレの仕組み!新型で採用されている方式は?

コメント

タイトルとURLをコピーしました